2001-07-05 ArtNo.26466
◆地場通信機器大手HFCL、不良債権/投資抹消し業務再編
【ムンバイ】民間通信機器製造大手Himachal Futuristics Communication Ltd(HFCL)は190クロー(US$4046万)の不良債権を帳簿抹消したのに続き、非中核ビジネスからの撤収を図っている。
エコノミック・タイムズが7月3日報じたところによれば、HFCLグループのソフトウェア企業HFCL Cofuturesはグループの中核業務、電気通信/送電ビジネスに照準を合わせ、当初計画していた銀行・金融関連のソフトウェア開発は手掛けない。
グループはまた300人の削減を計画しており、ターンキー・プロジェクト部門だけで100人を整理する。HFCL Cofuturesもソフトウェア開発ビジネスからの撤収に伴い人員を縮小する。
帳簿抹消の多くはHFCL-Nine Broadcastingに対する債権で、HFCLはNineの株主基金に60クローを貸与したが、Nineのテレビジョン・ビジネスからの撤退に伴いその半ばが今年抹消された。どれほどの債権が回収できるか、目下評価中で、今年内に一層の抹消が行われる可能性もある。別のグループ企業Microwave CommunicationsとHFCL Bezeqに対する各40クローの債権の一部も抹消された。
同幹部は、グループ企業間で預託された50~70クローも帳簿抹消されたと語ったが、詳細には触れなかった。これらの資金は証券投資に用いられた訳ではなく、抹消はマーケット・オペレーションに伴うものと言う。
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