2001-07-03 ArtNo.26458
◆債権金融機関、ダブホール事業引き受け用意:IDBI会長
【ムンバイ】Dhabol Power Company(DPC)の債権金融機関は、米系エネルギー会社Enronが2144MW(メガワット)のダブホール発電プロジェクトから手を引くなら、プロジェクトを引き継ぐ用意がある。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月30日報じたところによれば、Industrial Development Bank of India (IDBI)のS K Chakraborti会長代行兼MDはIDBIの年次総会後記者会見し、以上の発言を行った。またChakraborti氏が年次総会の席上語ったところによると、複数の米系電力大手企業がプロジェクトに関心を表明、エンロンが手を引くなら替わって参入する姿勢を見せている。このため第3期プロジェクトさえ実行できる。いずれにしても債権金融機関はプロジェクトを失敗させることはできない。仮に失敗すれば、IDBI、Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)、State Bank of Indiaのバランス・シートは深刻な影響を被る。
金融機関は、工事を停止したEPC(エンジニアリング/資材調達/建設)請負業者とも工事再開問題を協議していると言う。
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