2001-07-03 ArtNo.26450
◆BAL、マニュアル・ギア・スクーター市場シェア78%に
【ムンバイ】マニュアル・ギア・スクーター市場のスランプは、マーケット・リーダー、Bajaj Auto Ltd(BAL)よりもそのライバルにより大きな打撃を与えたもようで、同セグメントにおけるBALの市場シェアは前年の72%から2000-01年の78%にアップした。
ビジネス・スタンダードが6月30日伝えたところによれば、子会社Maharashtra Scootersの販売分を含めBALのスクーター販売は38%の落ち込みを見たが、マニュアル・ギア・スクーターの好調は前途に明さを生じさせている。しかしこの種の光明はBALのみで、同業のLMLやTVSスズキのシェアは縮小、後者はTVS Spectraの製造を停止したもようだ。
BALのマニュアル・ギア・スクーターの販売が伸びた理由は、デコレーションを取り去ったエコノミー・バージョンの“Chetak”と“Super”を発売したこと。
BALの市場調査によれば、消費者は伝統的スクーター・モデルには2万4000ルピー以上を支払うことを望んでいない。このためBALは工場段階におけるコスト削減やマージンの引き下げを通じてこの種のスクーター価格を2万7000ルピーから2万4000ルピーに引き下げた。
BALは向こう2年間に、Chetak及びSuperの販促に力を入れる一方、燃費の良い4ストローク・スクーターChetakやLegend NXTを発売する計画と言う。
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