【ニューデリー】インド歳入局(RD:revenue department)はサウジアラビア、イラン、日本、米国、フランスから輸入される苛性ソーダに暫定反ダンピング税を課した。
デカン・ヘラルドが6月29日伝えたところによれば、米国/日本/イランから輸入される苛性ソーダにはトン当たり319.4米ドルをベース価格とし、陸揚げ価格がこれを下回る際は、その差額が反ダンピング税として徴収される。同様にフランスからの輸入品のベース価格はトン当たり309.4米ドル、サウジアラビアからの輸入品に関しては同266.9~305.8米ドルがベース価格とされ、それを下回る際は差額が反ダンピング税として徴収される。
反ダンピング/関係税総局(DGAD:Directorate General of Anti-dumping and Allied Duties)
は2000年11月に輸入苛性ソーダに反ダンピング税を課すことを提案していた。RDはまた欧州連合(EC)から輸入されるアニリンにも暫定反ダンピング税を課した。