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2001-07-02 ArtNo.26436
◆Samtel、ターレスの特殊ブラウン管部門支配権益買収準備
【ニューデリー】インド拠点のブラウン管(CRT)製造会社Samtelは、Thales Group(旧Thomson-CSF)のドイツ拠点の特殊用途ブラウン管製造子会社“Ulm”の支配権益買収を図っている。
ビジネス・スタンダードが6月29日報じたところによれば、ターレスがウルムを合弁会社として分封することから、Samtelはウルムの60~70%の支配権益を取得した後、最終的に業務拠点をインドに移す計画とされる。関係契約は今週中にも調印される見通しだ。しかしSamtelグループのSatish Kaura会長は以上の消息に関してコメントを控えた。
ターレスのディスプレー・チューブ・ビジネスの年商は1999年時点で3億米ドル前後、内特殊用途チューブ部門が10%を占めている。ターレスにはフランス政府が最大の34%を出資している。
ウルムはバンガロール拠点のHindustan Aeronautics Ltdが手掛ける軽戦闘機(LCA:light combat aircraft)プロジェクトにヘッド・アップ/ヘッド・ダウン・ディスプレー・モニターの開発技術を移転、またBharat Electronics Ltdにレーダー製造技術を提供した経緯がある。
新合弁会社への技術移転契約に関してはドイツ、フランス、欧州連合(EU)当局の認可を得る必要がある。
ちなみに特殊用途チューブの製造会社は過去数年間に約100社ほどから現在の3~4社に縮小した。これは主にソリッド・ステートLCD技術の誕生に伴うもので、アナリストらは向こう10年間にはソリッド・ステート技術が完全に電子装置に取って代わるものと見ている。しかしながらその間もインドには特殊用途チューブの需要が依然として存在するものと見られる。
ターレスのウルム工場は、全欧州の特殊用途チューブ需要に応じており、Samtelはウルムを傘下に収めることにより、世界市場に容易にアクセスできるようになる。
Thomsonグループの電子ビジネスはThomson Multimediaとして独立、残された部分が年商100億米ドルのターレス・グループの傘下に入った。ターレス・グループにはフランス政府の他、Alcatel が26%出資、残りのシェアは広範な投資家により所有されている。
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