2001-07-02 ArtNo.26435
◆Samtel、向こう3年間にUS$1.7億投じ事業拡張
【ニューデリー】Samtelグループは向こう3年間に800クロー(US$1.70億)を投じて、液晶ディスプレー(LCD)やプラズマTVに用いられるフラット・パネルや、エビオニクス/医療アプリケーション用ハイテク・ブラウン管(CRT)領域に進出するとともに、カラー・ブラウン管やカラー・グラスの製造能力を拡張する。
インディアン・エクスプレスが6月29日伝えたところによれば、Samtel ColourのSatish Kaura会長兼MDは同紙に以上の消息を語った。それによると、エビオニクスや医療機器領域の国際プレーヤーと提携問題を協議しており、Agfa、Kodak、Siemensを含む医療用ディスプレー領域のプレーヤーとはブラウン管の納入交渉を進めている。
Samtelグループはエビオニクス及び医療用CRTの国際市場の開拓を目指すとともに、従来型のCRTからフラット・パネルに移行しつつある世界的潮流にも順応する態勢を整えている。グループはこれまでLCDとプラズマ・ディスプレーを生産して来たが、そのポートフォリオにフラット・パネルを加える方針だ。向こう数カ月中にパイロット工場が完成する。同工場では、高解像度のエビオニクス/医療用CRTが生産される。インド国内にもこの種の製品の需要が既に存在する。
Samtelグループは目下300クロー(US$6388万)を投じて15インチのカラー・ディスプレー・チューブ及び21インチのスーパー・フラット・チューブを年間合計220万台製造可能な生産ライン3本の増設を図っており、これらの生産ラインが2002年第1四半期に稼働すれば、カラー・チューブの年間総生産能力は550万台に達する。大部分の費用は内部資金で賄い、現在の1.15:1の借入/自己資本比率を維持すると言う。
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