2001-06-29 ArtNo.26419
◆ユノカル、バングラからのガス輸出でGAIL/IOCと提携検討
【ニューデリー】米国のエネルギー会社Unocalは27日、バングラデシュ東北部に位置するBibiyanaガス鉱区の余剰ガスをインドに輸出するため、バングラデシュのHabiganj県からデリーまで直径30インチ、総延長1350キロのパイプラインを敷設する見積もりコスト9億1000万米ドルのプロジェクトの詳細を明らかにするとともに、Gas Authority of India Ltd(GAIL)及びIndian Oil Corporation(IOC)と手を結ぶ可能性を示唆した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが6月28日伝えたところによると、Unocal Bharat ServicesのRon Somers社長は27日以上の計画を明らかにした。ユノカルはバングラデシュ側のパイプラインは単独で敷設するが、インド・サイドにおけるパイプラインの敷設に関してはIOC及びGAILと合弁協議を進めている。当初日量5億立方フィートのガスをインドに供給するパイプラインの工期は4年と見積もられている。
一方、Ram Naik石油天然ガス相は、この日、バングラデシュからのガス輸入は歓迎するが、ダッカ政府がガスをインドに輸出する政策を決定するのが先決と指摘した。インド側としては、バングラデシュの総選挙後に同国政府と交渉することを考えていると言う。
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