1995-08-04 ArtNo.2639
◆<馬>タジュディン氏、米国衛星会社にUS$1.3億賠償請求
【クアラルンプル】野心的な通信衛星事業計画が水泡に帰した、マレーシア航空(MAS)のタジュディン・ラムリ会長は同氏に当該プロジェクトへの出資を求めたグループに対して1億3000万米ドルの賠償を請求する訴訟を起こした。
アジア・インク・マガジンが報じるところによれば、タジュディン氏は米国ベースのリムサットLtdの45%の権益に対して3800万米ドルを支払ったが、今やリムサットの評価額は800万米ドルに過ぎない。昨年1000万米ドルの損失を計上したリムサットは、会社更生法の下に目下経営の再建を図っている。こうした中でタジュディン氏は3月10日、シカゴの法廷に対して、出資金の一部が同氏をリムサットに紹介した仲介者にリベートとして支払われた嫌疑と、リムサット目論見書の虚偽性等を理由に損害賠償を求める訴状を提出した。(BT:8/3)
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