2001-06-26 ArtNo.26387
◆計画成功すればエタノール・ガソリンを全国規模で採用:閣僚
【コルカタ】インド政府は石油輸入支払い削減の切り札として、ガソリンにエタノールを添加する案に検討を加えており、既に3つのパイロット計画が実行、もしくは準備されている。
エコノミック・タイムズが6月25日伝えたところによると、Ram Naik石油天然ガス相は23日当地で催されたGas Authority of India Ltd (Gail)とWest Bengal Industrial Development Corporation (WBIDC)のガス事業契約調印式の席上、以上の消息を語った。それによると、マハラシュトラ州Sangli県Mirajにおけるパイロット・プロジェクトが今年4月にスタートした他、ウッタルプラデシュ州Bareillyとマハラシュトラ州Nasikにおける2つのパイロット・プロジェクトも間もなくスタートする。パイロット・プロジェクトが成功したなら、当面5%のエタノールを含有したガソリンを全国規模で販売、その後エタノール含有率を10%に引き上げる。同プロジェクトは、インドの石油輸入支払い削減に寄与するだけでなく、サトウキビ農民にも恩恵を及ぼすと言う。
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