2001-06-25 ArtNo.26382
◆インディアン・スチール、ミッドイーストの経営掌握?
【ブーバネスワル】JindalグループのIndian Steel Co(ISC)がMesco Group傘下Mideast Integrated Steels Ltd (MISL)の経営を引き継ぐ見通しだ。
インディアン・エクスプレスが6月22日報じたところによれば、最近ISC幹部がオリッサ州Jajpur県DubriのMISL工場を視察した。
先週金曜(6/22)にはIndustrial Development Bank of India(IDBI)のSK Chakrabarti会長が、オリッサ州の州都ブーバネスワルでNaveen Patnaik首席大臣及び中央政府のBraja Kishore Tripathy鉄鋼相と同問題を協議、最終方針を決めたものと見られる。
MISLが進める総コスト610クロー(US$1.3億)のプロジェクトでは年間条鋼3万1000トン/軽量スチール構造物10万トン/銑鉄4万トンの製造施設が建設される予定だが、工事は1年以上にわたりストップしている。工事を完成させるにはなお113クロー(US$2406万)の資金を必要とするが、IDBIは同資金の注入に応じる条件として、JK Singh氏とRita Singh夫人に率いられる現在の経営陣がプロフェッショナルなチームにプロジェクトの管理を引き渡するよう求めている。
当初、国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)は上級管理職BR Satpathy氏を派遣することを引き受けたが、誰が新チーフの給与を支払うかで紛糾が生じた。IDBIは当然MISLが支払うべきだと主張したが、財政難のMISLはこれを拒絶した。
オリッサ州政府筋によると、Singh一族は経営権を引き渡すことを認めており、Jindalの提案が実現するなら、ISCが経営権を掌握するものと見られる。さもなければ、別に専門のマネージャーが指名される見通しと言う。
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