SEAnews 2001-06-22 ArtNo.26369

【チェンナイ】地元の主要なバルク抗生物質製造業者に数えられるタミールナド州チェンナイ拠点のOrchid Chemicals & Pharmaceuticals Ltdは、近く4～5種類のバルク原体(actives)併用剤を発売、エイズ治療薬市場への進出を果たす。
インディアン・エクスプレスが6月21日伝えたところによれば、オーキッドは既にエイズ薬品の1つの製法に対するインド薬品監督総監(DCGI：Drug Controller General of India)の認可を取得している。
オーキッドのCB Rao重役(副MD)によると、抗感染薬市場への進出は、バリュー・チェーンを遡り中核とする抗生物質セファロスポリン(cephalosporin)以外のビジネスを開拓する努力の一環である。同社は既に抗生物質領域に強力なプレゼンスを築いており、エイズ薬品等の抗感染薬ビジネスへの進出はロジカルと言える。既にポピュラーなエイズ治療薬の1つ“Indinavir”の新製法をＤＣＧＩに登録しており、他の2つのエイズ薬品“Lamivudine”と“Ziduvodine”の製法も間もなく承認される見通しだ。同社は4～5種類のエイズ治療バルク原体の併用薬を市場に紹介することを計画している。エイズ・ビールスは変異するため、複数の薬品の併用が必要とされる。同社は潜在的成長市場としてラテン・アメリカとアフリカ、取り分けブラジルに注目していると言う。