2001-06-22 ArtNo.26361
◆Telco、中国における自動車合弁パートナー物色
【上海】インドの指導的自動車メーカー、Tata Engineering and Locomotive Company (Telco)は中国における乗用車の製造合弁パートナーを物色している。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが6月20日報じたところによれば、TelcoのCab Design, Auto Electricals and CAD Engineering Research CentreのN S Babu所長(GM)は上海自動車ショーの会場で以上の消息を語った。
Babu氏は1.4リター・エンジン搭載の小型乗用車Indicaの売り込みを目指し、上海を訪れたもの。Telcoはフォルクスワーゲンやトヨタ等に伍して、中国乗用車市場の開拓を目指しているが、インディカの価格は1万2080米ドルと、General Motors Corpの上海合弁会社が製造したセダン“Buick Sail”と同レベルになっている。中国の乗用車市場は、昨年66万台をマーク、向こう5年内にさらに50万乃至100万台拡大するものと予想されている。
Babu氏によると、中国の国民1人当たりの年間所得は750米ドルと、インドの450米ドルを上回る。中国市場の開拓は、インド国内における売上の下降を補填できる見通しだ。同社は目下中国の潜在的合弁パートナーを物色しているが、まだ如何なる契約にも調印していないと言う。
|