2001-06-21 ArtNo.26343
◆ベクテル/GE/エンロン、DPC第2期プロジェクトから撤収
【ムンバイ】Dabhol Power Companyの請負業者3社、Bechtel/GE/Enron Engineering and Construction Companyは17日、滞納された工費の最終期限6月16日にも支払いがなされなかったことから、ダブホール発電プラント第2期工事から撤収した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが6月18日報じたところによれば、ダブホール発電プロジェクト・フェーズ2の最初のブロック、744MWの発電施設は既に完成、同じキャパシティーの最後のブロックの工事も90%完了している。
DPCがこの日発表したステートメントによると、740MWのフェーズ1は影響を受けず、電力購入契約に規定されたフル・キャパシティーの稼働を続けることができるが、マハラシュトラ州電力局(MSEB)は同プラントからの電力購入を拒絶している。
DPCのWade Cline重役(MD)によると、MSEBが電力料の支払いを拒絶し、フェーズ2からの電力購入も見合わせる意思を表明、政府もまた保証義務を履行する意思がないことから、フェーズ2プロジェクトに対する金融機関の貸付の実行を期待することはほとんど不可能になった。こうした中で工事請負業者らも、工費の支払いを受けられないままこれ以上工事を続けることはできないため、契約を破棄したと言う。
|