2001-06-19 ArtNo.26339
◆Nasscom、今年のソフトウェア輸出成長目標を40%に設定
【ニューデリー】全国ソフトウェア・サービス企業協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)は、成長鈍化に対する懸念が高まっているにも関わらず、今年(2001-02)のソフトウェア&サービス輸出の成長目標を改めて40%に設定した。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月15日報じたところによると、NasscomのPhiroz Vandrevala会長は14日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、昨年(2000-01)のソフトウェア輸出は2万8350クローと、前年の1万7150クローから65%の成長を見た。しかし米ドル建てでは一昨年の40億米ドルから昨年の62億米ドルに55%の成長となる。今年の輸出は4万クローに達する見通しで、成長率は40%に達すると言う。
Nasscomはこれ以前に今年の米ドル建てソフトウェア輸出の成長予測を52%から40乃至45%に下方修正していた。しかし今回の40%の成長見通しはルピー建てとなっている。
Vandrevala氏によると、ソフトウェア産業の売上は一昨年の2万4350クローから昨年の3万1201クローに55%の成長を見た。しかし昨年の国内売上は9410クローと、31%の成長にとどまり、前年の45%の成長から鈍化した。
国内市場の動向が懸念されるが、Nasscomは国内市場を対象にした未来戦略を練るよう会員に呼びかけるとともに、中央・地方政府にEガバナンス・プロジェクトを加速するよう働きかけていると言う。
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