2001-06-18 ArtNo.26324
◆CMSエナジもEnnoreプロジェクトからの撤退示唆
【ワシントン】米国エネルギー・メジャー、Enronの20億米ドルのDabhol発電事業が立ち往生する中で、やはり米国のエンルギー大手、CMS EnergyのWilliam T McCormick会長は先週水曜、インド中央政府や州政府が約束した支援を提供しないなら、総コスト14億米ドル、1600MW(メガワット)のEnnore発電プロジェクトから手を引かざるを得ないと警告した。
エコノミック・タイムズ及びインディアン・エクスプレスが6月15日、McCormick会長の言を引用し報じたところによれば、関係プロジェクトの実行を引き受けた後、過去数年にわたり様々な政府部門と交渉を重ねてきたが、州電力局がクレジットを提供せぬため、中央政府のクレジット・サポートも得られぬ状況に陥っている。もし政府の関係部門がその約束を実行しないなら、プロジェクトは一歩も前進しない。未だに建設工事はスタートしておらず、最も楽観的なシナリオでも2005年以前にプロジェクトが稼働する可能性はないと言う。
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