2001-06-18 ArtNo.26315
◆クロンプトン・グリーブズ、中国からの電機部品の輸入開始
【ムンバイ】LM Thapar氏に率いられるCrompton Greaves Ltd(CGL)は、グループ家電製品部門のニーズに応じるため中国からベアリングやカスティング等の電気部品の輸入を開始した。
エコノミック・タイムズが6月15日伝えたところによれば、CGLのSM Trehan重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、同社は中国からの小規模な部品輸入を開始したが、扇風機等の完成品を輸入する考えはない。中国から完成品を輸入してもインドの不安定な電圧等、地元のコンディションにマッチしないと言う。
今日少なからぬインドの家電会社が中国製品の輸入を開始している。例えばCGLのライバル、Bajaj Electricalsは中国から扇風機やトースターを、Jaipan Industriesは各種家電製品を輸入、Ajanta Clocksは時計の製造拠点を中国に移転、製造コストの削減を図っている。Bajaj Electricalsは中国製品はローカル製品に比べ20%ほど割安としているが、Trehan氏はこうした主張に必ずしも同意しない。同氏によると、労働者の生産性の上から言えば、インドの家電業界は中国と対等で、技術的には往々にして中国に勝っている。また地元の環境にマッチした製品を製造する上で、優位に立っていると言う。
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