【ニューデリー】地元パートナーEscortsグループから26%のシェアを買い取りYamaha Motor Escorts Ltdを完全出資のYamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)に改めたヤマハは12日、輸出/国内販売/研究開発(R&D)の強化を柱とするインド業務の再編措置を発表した。
ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが6月13日伝えたところによれば、目下のところヤマハはインドにおけるモーターサイクルの輸出でトップに立っているが、昨年の実績は依然として2万台にとどまっている。同社はラテン・アメリカやアジア市場の急成長を好感、インドを二輪車の輸出拠点にする計画だ。
また国内販売面では2003年までに年間55万台を販売、市場シェアを21%に拡大する。同社の昨年の販売実績は17万1000台と、一昨年の25万1000台から大幅に後退した。
ヤマハはこの他、R&Dチームを強化し、インドのコンディションにマッチしたモデルを開発するとともに、ディーラー・ネットワークも再編する。
YMIPLのシブヤ・マサヒコ新MDによると、開発、品質/デザインの改善が加速される。当面はモーターサイクに照準が合わせるが、スクーター、スクータレット・セグメントへの進出の可能性も否定しないと言う。