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2001-06-13 ArtNo.26284
◆今年の電子/ソフト輸出成長率27%に減速:ESC
【ニューデリー】昨年(2000-01)の電子ハードウェア/コンピューター・ソフトウェア&サービス/テレコム・サービス/ビデオ・フィルム&ソフトウェア輸出は前年比54.79%増の3万7188クローに達したが、今年(2001-02)の同輸出額は4万7186クローと、昨年比26.89%の成長にとどまる見通しだ。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが6月12日伝えたところによれば、電子製品コンピューター・ソフトウェア輸出促進委員会(ESC:Electronic and Computer Software Export Promotion Council)のNalin Kohli副会長は11日記者会見し、昨年の対米ソフトウェア輸出は前年比60%増の60億米ドル(暫定)に達したが、米国経済のスローダウンで、今年の成長率は50%にとどまると予想した。
それによると、昨年の電子/情報技術(IT)輸出は80億8000万米ドルと総輸出の15%を占め、内コンピューター・ソフトウェア&サービスの輸出が60億米ドル、ルピー換算では2万7500クローと、前年比110.87%の成長を見た。ESCは今年のコンピューター・ソフトウェア/サービス輸出の目標を30%増の3万5750クローに設定している。しかし同成長目標は、米国市場にのみ依存していたのでは実現できず、欧州連合(EU)やラテン・アメリカ市場の開拓を図る必要がある。
これまでは、工業部門の成長が平均7~8%にとどまったのに対し、IT部門は30%、ソフトウェア産業は50%の成長を遂げてきた。しかしIT輸出全体の65%を吸収している米国経済のスローダウンが今後インド経済に一層の影響を及ぼす可能性があり、IT業界はラテン・アメリカや極東市場の他、取り分けEU市場の開拓に照準を合わせる必要がある。
ちなみに一昨年(1999-2000)の米国/カナダ向けソフトウェア/サービス輸出は26億5000万米ドル、EU向けは8億6000万米ドルをマーク、EU向け電子製品/コンピューター・ソフトウェア/サービス輸出は過去5年間年率約23%の成長を遂げて来た。
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