2001-06-12 ArtNo.26280
◆カルナタカ州、ダブホール発電所からの電力購入に関心
【スラト】カルナタカ州は米国エンロン社がマハラシュトラ州Dabholに設けた発電所から300MW(メガワット)の電力を1ユニット当たり3ルピー・プラス送電コストで購入することに関心を表明している。
インディアン・エクスプレスが6月9日報じたところによれば、Jayavantiben Mehta電力事業担当国務相は8日、National Thermal Power Corporation(NTPC)のKawas/Gandhar 両発電所を視察後、同紙に以上の消息を語った。それによるとカルナタカ州は中央電力局(CEA:Central Electricity Authority)に以上の意向を表明した。
CEAは中央政府からダブホール発電所の電力を電力不足に悩む諸州に供給する可能性を研究するよう指示されている。
他の多くの州もカルナタカ州が提案した1ユニット当たり3ルピー・プラス送電コストの条件で電力を購入することに関心を示している。遠隔地への送電には困難が伴うものの、PowerGrid Corporationが必要な送電技術を提供する意向を表明しているため、この方面のネックも解決できる見通しだ。
Mehta国務相は、マハラシュトラ州電力局(MSEB)とDabhol Power Companyの紛争解決にも楽観的見通しを示した。ダブホール事業の債権金融機関はStone and Webstersに問題解決のフィジビリティー調査を依頼しており、紛糾は1年以内に解決するものと予想される。Madhav Godbole(電力購入契約)再交渉委員会は6月29日に関係問題の審理を行うと言う。
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