2001-06-12 ArtNo.26269
◆ALL、日野エンジンをEuro IIプラットフォームに
【チェンナイ】Ashok Leyland Ltd(ALL)はバス及びトラック用Euro IIエンジンのプラットフォームとして日野エンジンを用いる方針を決めた。
ザ・ヒンドゥーが6月9日伝えたところによれば、オーストラリアのAVLの協力を得て開発したEuro II排ガス基準対応の日野エンジンは4リッターと6リッター・バージョンから成り、それぞれのバージョンが166、175、200の3等級に分類される。現在、国内市場には7万5000台以上の日野エンジンが存在するが、今年末には10万台を突破する見通しだ。
ALLのR. Seshasayee重役(MD)によると、運輸業界も変化の時を迎えており、ベース製品はこれまでの10-12トンから16-22トンにシフトしつつある。
日野エンジンは主要なEuro IIプラットフォームだが、排他的なものではなく、同社は今後もLeylandエンジンの製造を続ける。しかしIvecoエンジンの合弁製造計画は見合わせる。日野エンジンを搭載したEuro II車両の製造は先ず、バスからスタート、その後トラックも製造する。
ALLはカルナタカ州Hosur工場のキャパシティー拡張に取り組んでいる。目下のところ年間1万8000台のエンジンが製造可能だが、これを2万5000台に拡大することが目指されている。また45クロー(US$958万)を新規投資し、年産3万台のエンジン製造施設を増設することも検討されている。設備拡張計画は次期会計年度末までに完了する。Ivecoエンジンの製造施設における日野エンジンの製造が計画されており、ある種のコンバージョン設備が導入されると言う。
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