2001-06-11 ArtNo.26254
◆テレコム産業に2005年までにUS$370億投資誘致
【ニューデリー】インドのテレコム部門は2005年までに370億米ドル、2010年までには670億米ドルの投資を誘致、年率23%の成長を遂げる見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとデカン・ヘラルドが6月7日報じたところによれば、Ram Vilas Paswan通信相は米国アトランタで催されたグローバル・マーケット・フォーラムの席上、以上の見通しを語った。それによると迅速な改革と良好な投資環境がインドに対する投資の魅力を高めている。テレコム産業の拡張に際しては、デジタル格差の縮小に重点が置かれる。2002年までに全ての農村をカバーし、誰にも手が届くテレコム施設の構築が図られ、信頼度の高いメディアが提供される。
農村部における電話の普及率は現在の100人当たり0.6台から2010年には100人当たり4台以上に引き上げられる。農村部や僻地のためにコスト効率が良く、信頼性の高い技術が必要とされている。インド政府は2002年までにテレフォン・オン・デマンドの実現を目指している。
帯域需要は指数関数的な拡大を見ており、こうした需要に応じるための帯域の大幅な拡張が計画されている。こうした需要に応じるには多額の投資、最新の技術、そして全力傾注が必要とされる。キャリッジとコンテンツの双方を収束することを目指す新コンバージャンス法も立案されていると言う。
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