【ハイデラバード】輸出志向の化学品仲買業と情報技術(IT)ビジネスを中核とするVasantグループは、45クロー(US$958万)を投じ、パラニトロトルエン(PNT)の製造に乗り出す。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月6日報じたところによれば、年産5000トンのPNT新工場には、ハイデラバード拠点のIndian Institute of Chemical Technology (IICT)により開発された技術が用いられる。
Vasantグループの親会社Vasant Chemicalsはプネー拠点のDeepak Nitratesとともに、IICTのパイロット・プラント建設に各60クロー(US$1278万)を、またTechnology Information Forecasting Assessment Council (TIFAC)が1.2クローを、それぞれ拠出した。PNTはVasant Chemicalsが製造を手掛ける染料中間体の原料になる。
Vasant ChemicalsのG.K.B. Chowdary重役(MD)によると、昨年度(2000-01)売上77クロー(US$1640万)の同社は、Deepak Nitrates Ltd(DNL)と合弁でPNT工場を設ける。DNLはアンドラプラデシュ州Srikakulam.に小規模な独自のPNT工場を設けている。
両社は新工場を、アンドラプラデシュ州政府が沿岸地区に設けることを計画しているケミカル・ゾーンに建設するか、西海岸に設けるべきか目下検討していると言う。