【ニューデリー】三井物産はその子会社を通じ、Kudremukh Iron Ore Company Ltd(KIOCL)がカルナタカ州Karwarに建設するコークス炉(coke oven)に技術を供与する問題を協議している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月6日報じたところによれば、KioclのS. Murari会長兼MDは同紙に以上の消息を語った。それによると、カルナタカ州政府は既に400エーカーの土地を同プロジェクトのために確保しており、環境管理計画(EMP)も完了した。カルナタカ州公害対策局(KSPCB:Karnataka State Pollution Control Board)の認可が得られ次第、技術契約を結ぶ。新技術はコークスの付加価値を高めるだけでなく、コークス炉の排ガスによる発電も可能にする。三井子会社との協議は進捗を見ているが、公式な決定は下されていない。同プロジェクトには、向こう4年間に150クロー(US$3194万)が投じられ、Kioclは内部資金と借入でこれを賄う。Kioclは毎年100クロー前後の利益を計上しているため、十分な内部資金を有し、財政基盤が健全なことから借入も問題ない。
一方、KIOCLとKudremukh Iron and Steel Company (Kisco)の合併計画は最終段階を迎えている。KISCOにはKiocl、Mecon Ltd、MSTC(Metal Scrap Trade Corporation)Ltdが合計49%、金融機関が残りの51%を出資している。