【コルカタ】昨年(2000-01)の鉄鋼生産は3717万トンに達し、内3127万トンが国内供給された。国内供給量は前年の2682万トンに比べ16.6%アップ、今年は22%の成長が見込まれる。
ザ・ヒンドゥーが6月4日、鉄鋼省傘下の専門委員会JPC(Joint Plant Committee)の調査報告を引用して報じたところによれば、Steel Authority of India、Indian Iron and Steel Company、Tata Iron and Steel Company、Visakhapatnam Steel Plant等の国内主要鉄鋼会社の昨年の鉄鋼生産量は1248万トンを記録した。
生産量と輸入量の合計から輸出量を差し引き、さらにに在庫量を配慮した名目消費量(Apparent consumption)は一昨年の2509万トンから昨年の2665万トンに6%拡大した。名目消費量は、グジャラート州の震災復興需要で今年は大幅に拡大、3157万トンに達するものと見られる。
向こう5~10年の鉄鋼産業のロード・マップを盛り込んだ全国鉄鋼政策の立案はなお時間を要する見通しだ。全国鉄鋼政策には、需給動向の分析、国内業界の競争力強化、需要拡大策、鉄鋼の利用拡大、低価格な輸入品に対する対策、輸出のボトルネック除去等の内容が盛り込まれる。
鉄鋼省は輸入を抑制する上から全ての輸入鉄鋼製品にインド標準局(BIS)の基準を満たすことを義務づけていると言う。