2001-06-05 ArtNo.26221
◆島津製作所、完全出資のソフトウェア子会社設立準備
【ムンバイ】総合精密機器メーカー、島津製作所はインドにおけるソフトウェアのソーシングを目指し、100%出資の子会社を設立する計画だ。
エコノミック・タイムズが6月2日伝えたところによれば、既に外国投資促進局(FIPB)の認可を取得した島津は、払込資本10クロー(US$213万)の子会社を通じて他の南アジア諸国に技術的、臨床的支援サービスを提供することも計画している。島津は1999年1月にインドに支店を設け、医療機器やそのスペア・パーツの輸入・販売、保守、アフター・サービス、訓練サービスを手掛けて来た。新設される子会社はこれらの業務も引き継ぐことになる。1年ほど前、同社幹部は一部の製品の製造をインドで手掛けることも検討していると語っていた。現在のところ同社は医療用映像機器や分析機器のマーケッティングに照準を合わせている。
インド国内の医療機器市場は14~17クロー(US$298万-362万)と見積もられる。ハイエンド製品市場は多国籍企業により支配されており、島津の製品の多くもハイエンド・カテゴリーに属していると言う。
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