2001-06-05 ArtNo.26214
◆米国貿易参事官、ダブホール問題解決に向けた戦略構築の必要指摘
【ムンバイ】米国のRichard Rothman参事官(trade commissioner)はEnronプロジェクトに関わる全てのパーティーはダブホール問題の解決を目指す戦略を練るべきだと指摘した。
インディアン・エクスプレスが6月3日伝えたところによれば、米国大使館商務部(US Commercial Service)と全インド産業協会(AIAI:All India Association of Industries)が先週金曜共催したアメリカン・ビジネス・クラブの発足式典の会場で、ロスマン参事官は、「事件の内情に立ち入ることは望まないが、プロジェクトの存続はインドにとっても極めて重要であり、ダブホール・プロジェクトが再度軌道に乗るよう希望する」と語った。
それによると、多額の資金が、取り分け金融機関により同プロジェクトに注入されており、このため関係者全てが、手を携えて問題の解決策を見出す必要がある。米国とインド間には貿易と投資の大きな潜在性が存在するが、ダブホール事件以来、インフラ・プロジェクトに関係する外国投資家は極めて慎重になっていると言う。
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