2001-06-05 ArtNo.26213
◆Spic、Caltex SPIC Indiaの49%持分売却協議
【チェンナイ】Southern Petrochemical Industries Corporation (SPIC)はCaltex SPIC India Ltdの49%の持分を、同合弁事業のパートナー、Caltexに売却する交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月2日報じたところによれば、SpicのA.C. Muthiah会長は同紙のインタビューに対して交渉が間もなく妥結する可能性を示唆した。
インド政府が液化石油ガス(LPG)及び灯油ビジネスへの民間の参入を認めたのを受けて、Spicは1995-96年にLPGビジネスを開始、Caltex SPIC India Ltdが1998年に発足した際、同LPGビジネスを合弁会社に注入した。
SPICJOTHIブランドのLPGを販売するCaltex SPIC India Ltdは、大口顧客60社以上、リテール顧客30万世帯、250店のディーラー網、2つのLPGボトリング・プラントを有する。
観測筋によると、SpicはDubaiにおける尿素事業や再スタートしたSPIC Petrochemicals (SPC)等の他のプロジェクトに必要な資金を調達する狙いからCaltex SPIC India Ltdの少数権益を売却する方針を決めたものと見られる。
Muthiah氏によると、この日ムンバイで催されたSPIC Petrochemicalsプロジェクトの債権者会議に出席した金融機関はSpicの提案を受け入れる積極的姿勢を見せた。Industrial Development Bank of India(IDBI)に率いられる債権金融機関はPFY/PTA事業に900クロー(US$1.92億)前後を貸し付けたが、同プロジェクトはChennai Petroleum Corporationとの訴訟事件でストップしている。消息筋によると金融機関の代表はSpicとの再会談を求めていると言う。
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