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2001-06-05 ArtNo.26212
◆国営鉄鋼会社RINL、来年までに黒字転換予想
【コルカタ】国営製鉄会社Rashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)の累積損失は払込資本の50%を超え、産業財政再編局(BIFR:Board for Industrial and Financial Restructuring)の管理下に置かれる瀬戸際に立たされているものの、同社経営陣と労働者は2002-03年までに純益を計上、BIFRの管理下に入るのを免れることに自信を抱いている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月3日伝えたところによると、Vishakatpanam Steel Plant (VSP)を経営するRINLのB.N. Singh会長兼MDは、同紙のインタビューに応じ、RINLの経営は操業の上からも、財政面でも過去3年間に顕著な改善を見ており、来年度は純益の回復が見込めると語った。
それによると、1998-99年と2000-01年度の間に、溶鋼の生産は223万トンから291万トンに、販売可能な鉄鋼製品の生産は193万トンから251万トンに、鉄鋼完成品の生産は134万トンから210万トンに、付加価値鉄鋼製品の生産量は17万5000トンから30万トンに、それぞれ拡大、生産された溶銑に対するロー・コストな銑鉄の比率は11%から8.2%に、半完成品(semis:semi-finished steel)の比率は30.7%から16.2%に、それぞれ下降した。
高炉1立米当たりの1日の生産量は1.11トンから1.5トンに、1人当たりの溶鋼の年産量は161トンから211トンに、それぞれアップ、溶鋼1トン当たりのエネルギー消費は8.2ギガ・カロリーから7.1ギガ・カロリーに下降した。コスト削減に伴う年間セービングは44クローから176クローにアップした。
この結果営業額は1998-99年の2761クローから1999-2000年の2973クロー、2000-01年の3441クローにアップ、営業利益は15クローから、252クロー、そして500クローに拡大、現金収支の赤字は1998-99年の346クローから1999-2000年の130クローに縮小後、2000-01年度には150クローの現金収支黒字をマークした。
2001-02年には溶鋼の生産は270万トンに達し、第2高炉の補修が完了後は300万トンに達する見通しだ。販売可能な鉄鋼製品の生産量は260万トン以上、鉄鋼完成品は228万-230万トン、営業額は3700~4000クロー、営業利益は500クロー、現金収支の黒字は170~180クローに達する見通しと言う。
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