2001-06-04 ArtNo.26193
◆フランス・ガス公社、ペトロネットLNGの10%権益買収
【ニューデリー】フランスの大手ガス会社Gaz de France (GDF)は2日、Petronet LNG Ltd(PLL)の10%のシェアを買収する株主協定に調印した。
エコノミック・タイムズが6月3日、PLLのステートメントを引用し伝えたところによれば、グジャラート州Dahejに2500クロー(US$5.32億)を投じて建設される年間処理能力500万トンの液化天然ガス(LNG)輸入ターミナル・プロジェクトのコンサルタントを務めるGDFのJacques Deyirmendjian重役(MD)とPLLのSuresh Mathur重役(CEO/MD)はこの日関係協定に調印した。
ステートメントによると、PLLのプロモーターを務める国営石油/ガス会社4社--Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)/Indian Oil Corporation (IOC)/Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)/Gas Authority of India Ltd (Gail)--は先週合弁契約に調印しており、この日のGDFとの契約によりPLLの授権資本の60%が確定したことになる。
インディアン・エクスプレスがこれ以前に報じたところでは、10%のシェアの買収価格は120クロー(US$2555万)で、これはPLLの授権資本1200クローをベースに計算された。PLLに各12.5%出資するプロモーター4社も既に各100クロー(US$2129万)を払い込んでいる。
ダヘジ・ターミナルに年間500万トン、ケララ州のKochiターミナルに同250万トンのLNGを供給することを引き受けたカタールのRasGasにも10%の出資が求められており、同社は間もなくデュー・ディリジェンスを開始する。この他、グジャラート州政府の代表機関が5%を出資、残りの25%のシェアは金融機関にオファーされる。
PLLはダヘジLNGターミナルのエンジニアリング/資材調達/建設に関わるターンキー契約を既に発注しており、最初のガスは2003年12月にダヘジ・ターミナルに到着する。
PLLはダヘジ・ターミナル・プロジェクトのために金融機関から1400クロー(US$2.98億)の短期繋ぎ融資を受けており、同プロジェクトの借入/自己資本比率は70:30、即ち1750クロー(US$3.73億)/750クロー(US$1.6億)。Mathur氏によると、ダヘジ・ターミナルのキャパシティーを年間1000万トンに拡張することも検討されていると言う。
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