2001-06-01 ArtNo.26190
◆バルク薬品のAurobindo、製剤ビジネスに本腰
【ハイデラバード】年商1000クロー(US$2.13億)の地場大手バルク薬品会社Aurobindo Pharma Ltd (APL)は、研究開発(R&D)を中核とする総合的製薬会社に成ることを目指し、国内における製剤ビジネスに本腰を入れる。
インディアン・エクスプレスが5月31日伝えたところによれば、APLのLanka Srinivas取締役は同紙に以上の消息を語った。それによるとこれまでに糖尿病、神経精神病、胃腸病、呼吸器病、伝染病、抗ウィルス領域の約20種類の薬品を発売したAPLは目下15日に1薬品のペースで新薬を市場に投入しており、今会計年度を通じて60種類以上を紹介する計画だ。
APLはまた200人のマーケッティング・スタッフを擁する消費者顧客部の傘下にIndus、Aggus、Immunus、Genusの4課を新設、Glaxo出身のマーケッティング専門家にこれらのスタッフの訓練を委ねた。同社はこうした措置により国内市場における製剤の売上が年率10%の成長を遂げるものと見ている。
抗ウィルス部門のImunus課は最近、5種類のHIV(ヒト免疫不全ウィルス)関連薬品--Zidovex/Lamivox/Nevirex/Stavex/Zixovex-Lを発売したが、今年末までに別に7種類--Didanosine/Efavirenz/Delavirdine/Indinavir/Ritonavir/Saquinavir/Nelfinavirを発売する。
心臓病、糖尿病、神経精神病領域に照準を合わせたArgus課はこれまでにCzar/Vastatin/Alfazosin/Diatrol-M/Myovedon SRを発売、更にコレステロール及びトリグリセリド関連薬Atorvastatin/心臓病治療薬Trimetazidineの発売を予定している。
製剤輸出市場の開拓に関しては73カ国に約800件の書類を送付、英国薬品庁(MCA:Medicines Control Agency)及び南アフリカのMCCの認可を既に取得した。米国食品薬品局(FDA)の認可も12ヶ月以内に得られる見通しと言う。
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