1995-08-03 ArtNo.2619
◆<星>港湾料、来年1月1日より平均9.7%アップ
【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)は来年1月1日より港湾料金を平均9.7%引き上げる。
PSAは、値上げの理由として向こう2~3年内に同局が法人化されるのに伴いより高率の納税義務を負うこと、法人化に伴う最近の見直しで再評価された資産内容も反映し、なお且つPSAとユーザー双方の生産性向上に役立つような透明な料金体系を構築する必要がある点を指摘している。
同局が1日発表したところによると、例えば中継輸出の場合のコンテナの無料保管期間は14日から7日に短縮されるが、3日間の中継貨物の引き取り猶予期間が設けられる。ドック使用料金も船舶の総トン数ではなく、埠頭スペースの占拠時間に基づいて計算される。高い港湾料はより良好なサービスにより償われ、また値上げ後もシンガポールの港湾料金は依然として香港の半額で、国際競争力を備えていると言う。法人化後、PSAに課される税率はこれまでの20%から27%に引き上げられる。 一方、運輸通信省は月曜(7/31)には、PSAの法人化に向けコンサルタント・サービスの入札を募集した。同入札の落札者は12週間を掛けて法人化に向けて必要とされる組織再編問題等を調査する。(ST,BT,LZ:8/2)
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