SEAnews 2001-06-01 ArtNo.26189

【ムンバイ】年商4000クロー(US$8.52億)のVideocon Internationalは新モデル“Videocon Multi-Fridge”の発売を機に、積極的な宣伝キャンペーンを展開、冷蔵庫市場におけるシェア拡大に本腰を入れている。
インディアン・エクスプレスが5月30日報じたところによれば、250リッターと290リッターの新モデルは、アイス・ツイスト、デュアラ・フレッシュ、チル・ゾーン、グリーン・ハウス、センシ・フロー、ＣＦＣフリーの6種類の特徴を備えている。VN Dhoot会長によると、他社の製品はこの内1つか2つの特徴を備えているに過ぎず、6つの特徴を同時に提供するのは同社のみと指摘する。また価格も290リッター製品の場合1万9290ルピーと、同サイズのＬＧ製品(280L)の2万1990ルピー、Samsung(310L)の3万490ルピー、Electrolux(300L)の2万3990ルピー、Siemens(335L)の3万1990ルピーを下回る。
VideoconはSamsungと共同で350クロー(US$7453万)を投じ、カルナタカ州バンガロール市内Attibeleに設けた工場でマルチ冷蔵庫、洗濯機、エアコンを製造している。同社は1992年に直冷型冷蔵庫を発売して以来、販売はディーラーに委ね未だかつて冷蔵庫の宣伝広告を行ったことはなかった。しかし今年は10クロー(US$213万)を投じてマルチ冷蔵庫の広告宣伝キャンペーンを展開する方針だ。
年間330万台の国内冷蔵庫市場で同社は直冷型セグメントでは11％、霜取り不要セグメントでは5％のシェアを占めているが、2002年末までにそれぞれ13％と15％にシェアを拡大する計画と言う。