SEAnews 2001-06-01 ArtNo.26185

【ニューデリー】デリー／ムンバイの基本電話サービスを中核とする政府系(56%出資)Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)は、Indian Railways子会社及びサード・パートナーと手を結び国内長距離電話ビジネスに乗り出す準備を進めている。
エコノミック・タイムズが5月30日、ＭＴＮＬのNarinder Sharma会長兼ＭＤの言として報じたところによれば、ＭＴＮＬは単独で長距離電話市場に参入しない。RailTelをパートナーにする計画で、サード・パートナーとの交渉も最終段階にある。Sharma氏はサード・パートナーの名称や出資構成を明らかにすることを避けた。
レールウェイズは6万2800キロの鉄道網を経営すると同時に、既に2万ルート・キロのマイクロ波無線システム、1万2000ルート・キロの幹線ケーブル網、3000ルート・キロの光ファイバー・ケーブル網、4万3500キロの高架ケーブル網を保持し、別に4268ルート・キロのケーブルの敷設を目下進めている。レールウェイズはさらに6656ルート・キロのケーブル網を年内に敷設する予定で、これらの資産を全て子会社のRailTel Corporation of India Ltdに注入、全国的な広帯域マルチメディア・ネットワークを構築する方針だ。
国営Bharat Sanchar Nigamのそれに次ぐレイルテルの同ネットワークにアクセスすることにより、ＭＴＮＬは長距離電話ビジネスのスタート時点で他の競争者を大きくリードすることができるとアナリストらは見ている。