2001-06-01 ArtNo.26179
◆NTPC、US$17.5億石炭発電事業の国際入札募集
【ムンバイ】国営火力発電会社National Thermal Power Corporation Ltd(NTPC)はチャッティースガル州Sipatにおける総コスト8200クロー(US$17.46億)、1980MW(3X660MW)の石炭火力発電所建設プロジェクトの国際入札を募集した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが5月31日報じたところによると、NTPCのR.D. Gupta重役(ED)は30日記者会見し、以上の消息を語った。それによると借入/自己資本比率は70:30で、2400クロー(US$5.11億)は自己資本、3200クロー(US$6.81億)は海外商業借款、2600クロー(US$5.54億)国内借入で賄われる。建設に際しては燃料消費を削減する極めて高度な技術が採用される。最初のユニットは4年後に稼働、6年後には全プロジェクトが完成する。1ユニット当たりのキャパシティーが660MWの発電施設は国内最大のもので、既存の発電施設では500MWが最も大きい。立坑坑口に設けられた発電所(pithead plant)は1日約3万トンの石炭を消費する。
NTPCはここ暫くはピットヘッド・プラントのみを建設する計画で、石炭の産地マハラシュトラ州Nagpurに同様の発電施設を設けることを検討している。
インドにおける石炭火力発電の主要な問題点は、アッシュ含有の問題ではなく、鉄と石の含有率が高いこと。NTPCは洗浄施設を設けることにより同問題を克服した。同方式は輸入石炭のために脱硫黄装置を設けるのに比べ、トン当たり150ルピー割安と言う。
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