2001-06-01 ArtNo.26178
◆中央政府、中央電力局にDPCからの電力購入問題協議指示
【ニューデリー】インド政府は中央電力局(CEA:Central Electricity Authority)に電力不足の州がDabhol Power Company(DPC)から電力を購入する可能性を探るよう指示した。
エコノミック・タイムズ及びヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月31日、Suresh Prabhu電力相の言を引用し 伝えたところによると、中央政府はマハラシュトラ州電力問題専門委員会とDPCの交渉経過やDPCが電力料引き下げに応じる意向を表明したことを配慮し、CEAに関係する州と、購入可能な電力の量や価格について協議するよう指示した。
中央政府のこうした動きは、マハラシュトラ州電力局(MSEB)が数ヶ月に及ぶ論争の末、総コスト30億米ドルの発電プロジェクトを進めるDPCとの電力購入契約を破棄する方針を決めたことを深刻視した結果と見られる。
Prabhu電力相はプロジェクトへの出資者らの意見も聴取し、問題の解決に全力を尽くす中央政府の姿勢を確認した。同相はまた商業的に生存可能なMSEBの存在こそが問題解決の鍵になると指摘した。
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