2001-05-31 ArtNo.26168
◆Amtrex Hitachi、ガスレンジ市場開拓
【アーマダバード】グジャラート州アーマダバード拠点のLalbhaiグループと日立の対等出資合弁会社Amtrex Hitachi Appliances Ltd (AHA)は、エアコン・ビジネスの成功に乗じ、新世代ガスレンジの完成品を輸入、1000クロー(US$2.13億)市場の開拓に乗り出した。
インディアン・エクスプレスが5月29日、AHAのAnil Guptaマーケッティング部長(新事業開拓担当)の言として報じたところによると、日本、インドネシア、マレーシアを含む日立の極東工場から輸入されるガスレンジはAHAの全国ネットワークを通じて販売される。2つのバーナーと3つのバーナーを備えた4モデルが準備されており、先ずアーマダバードで、また数ヶ月内に国内の他の主要都市でも段階的に発売される。この他、AHAは数ヶ月以内に日立ブランドの製パン器と炊飯器も発売、反応が良好ならインド国内でガスレンジを製造することも検討している。
インドのガスレンジ市場は現在未組織部門(unorganised sector)により支配されており、数年前に同市場に進出した地場家電大手BPLやリージョナル・プレーヤーのSunflameあるいはSuperflameを除き、ブランド品はほとんど存在しない。日立製ガスレンジは2500~4000ルピー(US$53-85)で販売され、市場の比較的高品質な製品より500ルピー(US$10.6)ほど高めだが、年間50クロー(US$1065万)の売上が見込め、5%の市場シェアを占める見通しと言う。
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