2001-05-31 ArtNo.26167
◆Samtel、プラズマ表示措置開発、ブラウン管製造施設拡張
【ニューデリー】デリー拠点のSamtel Colour Ltd (SCL)は、当初7クロー(US$149万)を投じてプラズマ・ディスプレー・ユニットを設置、プラズマ・テレビジョン用ディスプレーの独自開発に乗り出した。
インディアン・エクスプレスが5月29日報じたところによれば、既に320クロー(US$6814万)を投じて21インチ・スーパー・フラット・ブラウン管及びコンピューター用15インチ・カラー・ディスプレーの製造計画も進めているSCLは、来年初にプラズマ・ディスプレーのプロットタイプを完成させ、2002年中に商業生産を開始する方針だ。SCLのSandeep Tandan重役(MD)によると、現在42インチのプラズマTVの価格は8000米ドル前後だが、同社は約2000米ドルに引き下げることを目指している。プラズマ・ディスプレー開発チームはBhabha Atomic Research Centre出身のLakhsminarayan教授に率いられている。
一方、SCLはウッタルプラデシュ州Ghaziabadの40エーカーの土地に年産330万台のカラー・ブラウン管工場を設けているが、同工場に隣接した50エーカーの土地に新工場を設け、製造能力を550万台に拡大する。投資額中120クロー(US$2555万)は内部資金で、200クロー(US$4259万)は借入で賄う。また別に100クロー(US$2129万)を国際金融公社(IFC)から借り入れる。同社は韓国のLG社から中古機械を購入、これによりこの方面のコストを40%引き下げた。新工場には既に30%以上の機械設備が据え付けられており、2002-03年第1四半期に稼働する。
SLCの2000-01年度売上は666.54クロー(US$1.42億)、純益は41.56クロー(US$885万)をマークした。同社は近く6シグマ品質管理スキームも導入する予定と言う。
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