NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2001-05-29 ArtNo.26157
◆今年のソフトウェア輸出20-25%に成長鈍化:IDC
【ニューデリー】米国の経済成長がスローダウンする中で、インドの今年(2001-02)のソフトウェア輸出成長率は米ドル建てで見た場合、昨年の50%から20~25%に、ルピー建てでは25~30%に鈍化する見通しだ。
インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルドが5月26日報じたところによれば、市場調査会社International Data Corporation (IDC)は「米国経済のスローダウンとそのインド経済への影響」と題する報告書の中で以上のように見通している。それによると、インドの全般的輸出成長率も昨年の17%から今年は12-13%に鈍化するものと見られる。
米国経済のスローダウンは、インドの対米輸出の縮小とインドへの米国投資の減退と言う二重の影響を及ぼす。とは言え、輸出はインドの国内総生産(GDP)の10%、また対米輸出はインドの総輸出の4分の1を占めるに過ぎないため、インドの総輸出やインド経済全体に対する米国景気不振の影響はそれほど劇的なものにはならない。またインドに対する米国投資の減退も決してそれほど大幅なものにはならない見通しだ。加えてインド経済全体に対する外国投資の比率もかなり小さい。外国投資には投資家にとっての魅力、インフラの整備度、官僚主義等の要因も影響する。これらの要因が投資を阻害するか、加速するかにより、状況は大きく変わってくる。
ソフトウェア輸出の減速もそれほどドラマチックなものにはならない。これはビジネス・モデルの変化に伴うもので、多くの作業がオンサイトからオフショアにシフトしている。オフショア契約の利益率は高いものの、トップ・ラインの成長は鈍化する。しかしボトム・ラインはより堅実な成長を遂げるものと見られる。
とは言え、工業成長の鈍化が懸念材料になっており、2001年2月の工業生産成長率は0.6%と、極めて低い。こうした低成長は消費者支出の萎縮を招き、消費者支出の萎縮は工業成長率をさらに鈍化させると言う悪循環を生じさせる。
しかし成長の鈍化は既にボトムに達しており、間もなく改善に転じるものと予想される。雨期が順調で、株価が急落するようなことがないなら、今年のGDP成長率は昨年並みの6~6.2%に達する見通しと言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.