2001-05-29 ArtNo.26154
◆フィリップス、言語認識製品のマーケッティング開始
【ムンバイ】Philips Indiaは新テクノロジー・ビジネスに照準を合わせる戦略の一環として、インドにおける言語認識製品(speech recognition products)のマーケッティングに着手した。
インディアン・エクスプレスが5月28日報じたところによれば、フィリップスは欧州におけるDSQ WorldのJuzz Phoneに中核技術を提供しており、同サービスは先月のスタート以来1日平均3万通話を処理している。フィリップス・インディア家電部門言語処理ビジネス担当のSameer Dania課長によると、同社は5000件の肉声サンプルを収拾・分析し、インドにおける音声モデルを開発した。テレコム・プレーヤーやコール・センター・ビジネスを手掛ける企業をパートナーとして物色する一方、PCセントリック、ワイヤレス、チップ組み込みソフトウェアの3領域に照準を合わせ機会を探っている。
インドにおけるこの種のコンセプトは新しいものだが、銀行、金融、観光、運輸、カスタマー・ケア等の様々な領域に幅広いアプリケーションが存在する。フィリップスの言語認識製品はSpeechPearl、SpeechMania、SpeechWaveから成り、スピーチパールは電話サービスの自動化やボイス・メール制御の中核エンジンで、スピーチマニアはスピーチパールを用いた複雑な自動電話処理のための総合的なソフトウェア・プラットフォーム、スピーチウェーブは小・中規模の語彙を対象にしたハイ効率で高密度な言語認識ソリューションと言う。
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