2001-05-28 ArtNo.26136
◆タタ・スペシャリティー、iCRM導入でSovikaと提携
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company(TISCO)傘下の年商660クロー(US$1.4億)の特殊鋼会社Tata Speciality Steels Ltd (TSSL)は、ムンバイ拠点のEビジネス・ソリューション会社Sovika Infotekにインターネット対応の顧客関係管理(iCRM:customer relationship management)システム導入プロジェクトの実行を委ねた。
インディアン・エクスプレスが5月25日報じたところによれば、年間25万トンの鋼線(wire rods)や炭素鋼線材(carbon steel wire rods)の製造を手掛けるTSSLは顧客へのリスポンスを改善するインターネット対応ツールを導入するとともに、納入業者/流通業者/顧客をリンクし、市場に連動したネットワークの構築を目指し、目下iCRM/ePurchaseシステムの試運転を行っている。TSSLは同時にVPN(virtual private network)も構築し、全ての地域オフィスをリンクする計画だ。
顧客との交流や接触の場を提供するTSSLのウェブサイト“Tatawire.com”は既に20%の顧客をカバー、これらの顧客のデータベースも作成されている。今年末までには顧客の60%がカバーされることになる。
TSSL幹部によると、こうしたイニシアチブは厳しい市場環境の中で競争力を維持するための努力の一環と言う。
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