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2001-05-25 ArtNo.26128
◆Panacea Biotech、売上19.2%アップ
【ニューデリー】売上の大きな部分をバイオテック製品に依存する国内最大のバイオテック企業、Panacea Biotech Ltd(PBL)の2001年3月期年商は19.2%増の231.6クローを記録したものの、前年の71%の成長には及ばなかった。
インディアン・エクスプレスが5月23日伝えたところによれば、遺伝子組み換え製品に数えられるPBLの“Enivac HB”製品は広く受け入れられており、予防接種の義務化により、その需要が急増した。予防接種市場は1995年の100万人から2001年の5000万人に拡大している。PBLはB型肝炎(HB)治療薬市場に最も速く進出した企業の1社に数えられるが、今やSmithkline Beecham、Shanta Biotech、Wockhardt、Zydus Cadila等との競争に直面している。競争の過熱でHBワクチンは値下がり、マージンも下方圧力を受けている。PBLは市場シェアを維持するためニューデリーのOkhla付近に新設したEnivacワクチン製造施設の試運転を開始した。
PBLの鎮痛剤“Nimulid”は、短期間に広く普及した製品の1つ。口中早期溶解バージョンのNimulid MDや激痛の鎮静効果を有する“Nimulid DS”も最近発売された。
この他、PBLは関節炎治療薬“Kondro”や赤痢・下痢治療薬“Giro”を発売しており、こうした新製品が同社の売上、利益に大きく貢献している。PBLは今会計年度中にさらに10種類の新製品を発売する計画だ。
PBLはまたキューバのHeber Biotech S.Aと合弁でPanheber Biotec Ltdを設立、遺伝子組み換えHBワクチンやerythropoietin (赤血球生成剤)のバルク製造に乗り出す。インド国内におけるバルク薬品の製造は営業利益の向上に大きく貢献している。
PBLの昨年度利益は42.6%増の61クローをマークしたが、やはり前年の141%の増益率には及ばなかった。営業利益マージンは前年の22%から26.3%に改善した。純益は35.5%増の35.1クローを記録した。金利負担は42%増の9.5クローに達した。
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