SEAnews 2001-05-25 ArtNo.26116

【コルカタ】インド主要企業の税引き利益は2000－01年度に32％、純売上は13.7％、それぞれ拡大した。
デカン・ヘラルドが5月23日報じたところによれば、インド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)は上場企業1318社をサンプル調査した結果として以上の報告を行っている。それによると調査された企業には製造企業917社、非製造企業401社が含まれている。調査対象を上場企業4000社に拡大したなら、純益の伸びは鈍化するものと見られる。
製造企業の合計売上は前年比11.8％増の21万2800クロー(US$455.67億)と、前年の14％の成長には及ばず、製造企業の3分の2は、売上の伸びが鈍化した。
これに対して非製造企業の合計売上は21％増の9万6841クロー(US$207.37億)に達し、純益は30％の拡大を見た。
大部分のＦＭＣＧ(fast moving consumer goods)企業は低成長にとどまり、情報技術(IT)企業が最も高い成長率をマーク、多角経営企業がこれに続いた。
ＩＴ企業と多角経営企業は32％の純益の伸びにも最も貢献、一部の部門に成長が偏る傾向が見られた。多角経営企業の税引き利益には、投資や資産の売却等、いわゆるその他の収入が大きく貢献した。製造部門の支出の伸びは10.9％と、11.8％の売上の伸びを下回った。こうした支出の抑制が減価償却／金利／税引き前の利益の15％の伸びにつながった。金利の伸びは4％、減価償却費の伸びは9.7％にとどまった。