【ソウル】Samsung Electronics(三星電子)はインドにおける事業に向こう4年間に2億1500万米ドルを追加投資する方針だ。
インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが5月22日報じたところによると、三星電子国際マーケッティング業務部のSS Park副社長らは同社を訪問したインド人記者団に以上の消息を語った。それによると、三星電子の国際投資戦略は、これまで北米を重視して来たが、今ではアジア、取り分け中国とインドに照準を合わせている。
インドにおける投資計画には、先週発表された合計5000万米ドルのカラー・テレビジョン(CTV)製造工場の建設とカラー・モニター製造施設の拡張に加え、Samsung India Electronics Ltdのウッタルプラデシュ州Noidaコンプレックスにおける年産10万台のエアコン製造ライン増設、カルナタカ州バンガロールにおける研究開発(R&D)事業への新資金注入、ソフトウェア開発能力の補強、マーケッティング活動の継続が含まれる。
またインドにおけるWLL(wireless in local loop)技術を用いた移動電話サービスが稼働したなら、CDMAフォーン市場の開拓に本腰を入れると言う。
エアコンの製造は今年7月にスタート、その後2~3年間に洗濯機と冷蔵庫の製造も開始する。今年は家電製品ビジネスがインド業務売上の41%を占める見通しで、製造施設の増設に伴い同比率は拡大する見通しだ。