1995-01-24 ArtNo.261
◆<星>第2移動電話入札、4チームが実質的ライバル?
【シンガポール】年商3億Sドルの市場に道を開く第2移動体電話免許入札には8チームが名乗りを上げたが、実質的ライバルは4チームのみで、他のチームは入札を見合わせるものと予想されている。
業界アナリストによると、これらビッグ・フォーとはシンガポール・テクノロジーズ・ベンチャーズ、シンガポール・プレス・ホールディングズ(SPH)/ケッペル、スンバワン、イントラコに率いられるチーム。これに対して戦線離脱が予想されるのは、オーストラリアのテルストラ・コープ、タンチョン傘下のコミット・コミュニケーションズ、ワイワイ、CSAホールディングズを中核とした各チーム。しかし、戦線離脱が予想される4チームの関係者はこうした噂を打ち消しており、今の所まだ入札見合わせを表明したものはない。しかしビッグ・フォーの1チームをリードするスンバワン・コープの幹部は「最後の1分まで入札を行うかどうか言明できない。インターコネクション・チャージ(テレコム回線への接続手数料)は若干高めで、マージンが十分魅力的なものか検討する必要が有る」と語った。SPH/ケッペルが率いるモービルワン・チームのスポークスマンも「確かにタリフ・パッケージは高め」とする一方、「重要なことは落札することで、ライセンスを手に入れてから電信局(TAS)と交渉すればいい」と指摘した。この点についてTASは0.7セントの接続料は英国、香港、オーストラリアにおける1.67~3.45セントに比べ低率としている。(ST:1/23)
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