2001-05-21 ArtNo.26083
◆昨年の電子製品輸出、ソフトウェアの好調で64%アップ
【ニューデリー】インド政府がこのほど発表した最新統計数字によれば、昨年(2000/4-2001/3)のソフトウェアを含む電子製品輸出は3万500クロー(US$65.31億:暫定予測、以下同様)と、前年の1万8550クローを64%上回った。
エコノミック・タイムズが5月18日報じたところによれば、この内コンピューター・ソフトウェアの輸出は1万7150クローから2万8500クロー(US$61.03億)に66%の成長を見た。
情報技術(IT)産業のスローダウンに関わらず、コンピューター・ソフトウェアは最も急速な成長を遂げている。ハードウェア産業は需要に応じた成長を遂げておらず、消費者用電子部門も過去10年来の好調な成長を維持できなかった。国内ソフトウェア産業は前年の7200クローから9500クローに32%の成長を見たが、ハードウェア産業の成長は9.3%にとどまったものと見られる。
パーソナル・コンピューター(PC)の販売台数は160万台をマークしたものと見られるが、国内におけるPC及び関連機器の生産はそれにマッチした成長を見ていない。
PC、サーバー、ワークステーション、データ処理機器を含むハードウェアの生産額は2700クロー(US$5.78億)、消費用電子製品の生産は前年(1万1200クロー)比4.5%増の1万1700クロー(US$25万)に達したものと見られる。カラー・テレビジョンの生産は前年並みの570万台にとどまり、カラーTVブラウン管(CTP)のそれは550万台前後に達したもようだ。白黒TVとカラーTVの価格差の縮小に伴い、前者の生産台数は、下降線を辿った。
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