2001-05-21 ArtNo.26082
◆マイクロプロセッサーのAMD、インド市場開拓に本腰
【ニューデリー】マイクロプロセッサー・メーカー、Advanced Micro Devices(AMD)はSanjeev Keskar氏をインド担当のカントリー・マネージャーに指名するとともに、同氏を取締役会の一員に据え、インド市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
エコノミック・タイムズが5月19日伝えたところによると、AMD筋は今週中にもKeskar氏のカントリー・マネージャー就任が正式に発表されることを確認した。これ以前にNational Semiconductorのインド業務を担当、インドにおけるcyrixチップ・スタートアップ・チームのメンバーも務めたKeskar氏は、コンピューティング及び半導体産業における15年の経験を有する。
AMDはインドPC市場の開拓に照準を合わせ、アグレッシブな価格戦略を立案、積極的なマーケッティングに乗り出す準備を進めている。価格に敏感なホームPC、SOHO(small-office, home office)市場をターゲットにしたDuron及びAthlonプロセッサーを既にインド市場に投入している同社は、来月はサーバー市場をサポートする新チップ・テクノロジーを紹介、法人市場の開拓も目指している。
昨年46億米ドルの売上を達成、世界PC市場の20%のシェアを占めたAMDのインドにおけるシェアは18%前後と見られる。これまでに、Avnet Max、BBS Electronics、Intraccoをインドにおけるディストリビューターに指名しており、目下リセーラー網の拡大を図っている。
|