2001-05-18 ArtNo.26066
◆ケイデンス、US$5千万投じソフト開発施設を2倍に拡張
【ニューデリー】米国拠点の電子設計自動化(EDA)専門会社Cadence Design Systems Incは、向こう3年間に5000万米ドルを投じてウッタルプラデシュ州Noidaに設けたソフトウェア開発施設を2倍に拡張する。
インディアン・エクスプレスが5月17日、ケイデンスのJaswinder Ahuja副社長兼MD(Cadence India)の言を引用し報じたところによれば、ノイダ輸出加工区(NEPZ)に設けられたインディアン・デベロプメント・センターには現在300人以上が勤務しているが、同センターの隣接地に同規模の開発センターが増設される。建設工事は間もなく着手され、新ビルの建設に1000万~1200万米ドルが、インフラと機械設備に3000万~4000万米ドルが、それぞれ投じられる。
ケイデンス・インディアは同社の世界ビジネスに情報技術(IT)支援を提供する約30人のエンジニア・チームを組織したが、新センターが完成されれば、同チームも拡張される。インディアン・センターはまた世界市場においてケイデンスが提供するテクニカル・サービス・パッケージと青写真の開発を手掛ける。この種のパッケージはケイデンスの製品をベースにしたコンサルティング・サービスと言うことができ、顧客のリソースとプロセスの最適化を支援する。こうしたサービス青写真をデザインするための専門チームが組織され、その製品は同社のセールス・チームにより世界市場でマーケッティングされる。インディアン・センターの75%の業務は製品開発で占められ、残りの25%は支援及びサービス業務となっている。しかし拡張計画が完了すれば、同比率は50:50になると言う。
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