2001-05-18 ArtNo.26062
◆デュポン、総合ソリューション提供目指し新製品導入準備
【ニューデリー】Dupont Indiaは、インド顧客に総合的ソリューションを提供するため、一連の新製品や新パッケージ製品をインド市場に投入する計画だ。
エコノミック・タイムズが5月17日消息筋の言として報じたところによれば、例えば大豆/米生産者向けの同社製除草剤は広葉の雑草に効果が有るが、インドの農民は他の種類の雑草の抑制も必要としているものと見られ、総合的パッケージをオファーする必要がある。現在のところデュポンの供給とインド顧客の需要にはギャップが有り、デュポンは同ギャップを埋める製品をインド企業から調達、総合的なパッケージを準備せねばならない。このためデュポンはインド政府にサード・パーティーからある種の製品を調達し、インド顧客に総合的なパッケージを提供することを認めるよう申請している。
デュポンは既にインドにおける様々な活動を認められており、これらには農薬/エンジニアリング製品、合成短繊維糸、tertrafluoroethyleneベースのエンジニアリング/産業用プラスチックの製造、各種デュポン製品のマーケッティングが含まれる。Dupont Indiaは現在グジャラート州Baroda県Savliに穀物用農薬の製造施設とDerline/Zytel等のエンジニアリング・ポリマーの製造施設を設け、タミールナド州MaduraiにTynexとBristlesの製造施設及びTeflon完成品のブレンディング施設を設けている。この他、農業製品の研究開発(R&D)ステーションもインドに設けている。
デュポン・インディアは、ハイエンド・ポリスター・マットレスの製造・マーケッティングを手掛ける50:50の合弁会社Kurlonの、パートナー持分を買い取る可能性を研究している。創業以来2年の同合弁会社は量産態勢が実現できず、採算ベースに乗っていない。デュポンは1997年にThapar Groupと共同で設立した合弁会社のパートナー持分を初年度に買い取った前歴を有する。
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