【ニューデリー】インドのステンレス・スチール消費量は1980-81年の6万6000トンから2000-01年の75万トンに、年率9%の成長を遂げた。
エコノミック・タイムズが5月15日政府公報を引用し報じたところによれば、1993年には25万トンのステンレス・スチールが消費されたが、内85%が家庭用品の製造に用いられ、産業用やその他の用途は15%にとどまった。しかし1998年には、59万5000トンの消費量中24%が産業及びその他の用途に用いられた。産業用途のステンレス・スチールの消費が急成長した背景には、Indian Stainless Steel Development Association (ISSDA)の市場開拓努力が存在する。ISSDAにより確認された新たな市場には建築、土木、自動車、鉄道、運輸業界が含まれる。例えば、Delhi Metro Rail CorporationやIndian Railwaysはステンレス・スチール製の貨物車両及び客車の製造を計画していると言う。