2001-05-17 ArtNo.26048
◆ソニー・インディア、ハイエンド製品の輸入にシフト
【バンガロール】Sony India Ltd (SIL)はハイエンドな各種デジタル製品の輸入を拡大、カラー・テレビジョン(CTV)とミニ・ハイファイへの依存を軽減する計画だ。
インディアン・エクスプレスが5月15日、SILのイシイ・テルオ重役(MD)の言として伝えたところによると、貿易数量規制(QR)が撤廃され、輸入関税が引き下げられたことから、スモール・ハイファイ、パーソナル・オーディオ・システム、ハイエンド・ハイファイ、ホーム・シアター・システム、デジタル・カメラ等の輸入を拡大する。
目下CTVがSILの売上の50%、ハイファイが25%、ウォークマン、オーディオ・ビデオ・カセット、コンピューター・モニター、DVD、その他の製品が残りを占めている。
同社は戦略の重点をよりハイエンドなセグメントに移動した。これは低価格製品に依存したのでは採算が見込めないため。2000-01年度の営業額は622クロー(US$1.33億)をマークしたが、今年度は700クローを目指している。
年間2000万台の中国CTV市場では25インチ以上の大型モデルが大きなシェアを占めているが、インドの450万CTV市場では、目下のところ21インチ・モデルが全体の75%を占め、残りを14インチ等のより小型なモデルと大型モデルが分け合っている。インドCTV市場も2010年には1800万台に拡大する見通しだが、SILは売上台数ではなく、売上額をベースにしたマーケット・シェアの拡大を目指していると言う。
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